なぜそうなるか
DMMウェブサービス利用規約は2026年9月1日に改定——APIIDは「事前に通知することなく」止まりうる
APIの使い方の説明は、ヘルプにあります。
——ですが「使うと何を引き受けることになるか」は、規約の側に書かれています。
この記事はDMMウェブサービス利用規約の原文だけを見ています。引用は文言を変えずに置いています。
まず、日付を見ます
附則にこう書かれています。
2012年09月06日 制定・施行2020年03月31日 改定2026年09月01日 改定
改定は3回目 —— 直近は 2026年09月01日
——この記事を読んでいる時点の原文が、これと同じとは限りません。引いた日は下に記しています。
作ったアプリの権利は、自分だけのものではなくなる
第8条(アプリケーションの制作)の3項です。
デベロッパーは、アプリケーションに係る知的財産権につき、当社及び株式会社デジタルコマースに対して無償で非独占的に使用する権利(再許諾権を含む)を許諾するものとします。
同じ項に、もう一文が続きます。
また、デベロッパーはアプリケーションにつき当社および当社の指定する者に対して著作者人格権を行使しないものとします。
無償 対価の定めは、この条に在りません 非独占 自分が使えなくなるわけでは在りません 再許諾権 さらに第三者へ許諾できます
「アプリケーション」の定義は第5条1項に在ります。——ウェブサイトも含みます。
ウェブサービスを使用してデベロッパーが制作しようとするウェブサイトまたはクライアントアプリケーション(以下総称して、「アプリケーション」といいます)
——つまり、APIを使って作ったサイトも、この条の対象です。
モニターされることに、同意している
第8条の5項です。
当社がウェブサービスおよび関連するサービスの信頼性を確保する目的で、アプリケーションおよびデベロッパーが制作したウェブサイトを、クロールその他の方法でモニターすることがあること、およびこのようなモニターを妨害しないことに同意します
——巡回を拒否する設定を置くと、「妨害しない」に触れる可能性があります。〔どこからが妨害かは、この条に書かれていません。当方の読みです〕
アクセスの上限は、規約本文に書かれていない
第7条(使用許諾)の2項です。
当社は、ウェブサービスの使用につき別途定める内容の制約(アプリケーションの利用範囲・仕様、アクセス回数、アクセス時間、情報更新の頻度、アクセスに関する表示、送信データの容量および特定の情報の記載を含むがこれに限られません)をすることができるものとし
制約を置ける —— 回数・時間・更新頻度・容量。「これに限られません」と続きます 数字 —— この条に在りません。「別途定める」です
——毎分何回まで、といった上限は、規約の側からは決まりません。
止められ方が、2か所に分けて書かれている
ひとつは第13条(終了)です。
当社は、全てのデベロッパーまたは特定のデベロッパーについて、理由に拘わらず、デベロッパーの通知先に通知または当社所定のウェブサイトに告知を掲載することにより、いつでもウェブサービスの提供または…アクセスを中断または終了することができる
もうひとつは第15条(補償)の3項です。
デベロッパーが本規約に違反していると当社が認めた場合、当社は事前に通知することなく、当該デベロッパーに対して以下の各号に定める措置をとることができる
措置は3つ 挙げられています。
| (1) | リンク拒否 |
|---|---|
| (2) | ウェブサービス提供の全部または一部の中止 |
| (3) | APIIDの停止または削除 |
第13条 理由に拘わらず —— 通知または告知が前提 第15条3項 違反と認めた場合 —— 事前の通知なし。異議を述べることはできないと続きます
——後者は「認めた場合」です。違反が確定した場合、とは書かれていません。
保証はされない
第14条(免責、不保証)の1項です。
ウェブサービスは現状有姿のまま提供されるものであり、当社はウェブサービスにエラー、バグ、情報の誤り、不具合その他の瑕疵がないこと…につき一切の保証をしないものとします
——商品情報の正確性も、この一文の中に含まれています。
クレジット表示の「形」は、規約に書かれていない
第11条は1文です。
デベロッパーは、当社が求める場合には、当社が別途定めるところにより、アプリケーションに表示される商品情報が当社によって提供されたものであることを表示するものとします。
規約が定めるもの 表示する義務 規約が定めないもの どう表示するか —— 「別途定めるところにより」
——具体的な表記や画像は、ガイドの側にあります。この記事はガイドを見ていません。
よくある質問
APIIDが止まるのは、どんなときですか
「本規約に違反していると当社が認めた場合」と書かれています。——そのとき「事前に通知することなく」措置をとれる、と続きます。
アクセス回数の上限はいくつですか
この規約には書かれていません。——「別途定める」とあり、数字は置かれていません。
自分が作ったサイトの著作権は、自分のものですか
帰属を移すとは書かれていません。——書かれているのは、無償・非独占の使用権を許諾すること、そして著作者人格権を行使しないことです。
審査の日数は、この規約に書かれていますか
書かれていません。——審査の期間はFANZAアフィリエイトの審査は3営業日のほうで整理しています。
この整理が変わる条件
- 規約が改定された場合。附則の日付が 2026年09月01日 より後になっていれば、この記事は古くなります
- 「別途定める」の側が示された場合。アクセス制限とクレジット表示の形は、この規約の外に在ります
- 参加規約(DMMアフィリエイト参加規約)を読んだ場合。第3条がそちらを指していますが、この記事では開いていません
規約は「できないこと」より、「引き受けること」のほうが多く書かれています。
引いたのは DMMウェブサービス利用規約 1本である——2026-09-20 に取得
参加規約・ヘルプ・ガイドは見ていない——第1条3項が「ヘルプ、ガイドページも本規約の一部を構成する」と書いている
——つまり、この記事が見た範囲は、規約の全部では在りません
「妨害」の線引きは当方の読みである——条文には書かれていない
運営の方針は運営者情報に書いています。
出典
- 合同会社DMM.com「DMMウェブサービス利用規約」 https://terms.dmm.com/affiliate_web_service/
この記事は広告ではありません。特定の商品やサービスを薦めるものでも、成果を保証するものでもありません。